時計屋のひとりごと 第2回
2012年05月23日(水) | コメントできません
ブレゲの時代に革命暦が存在していた 1時間は100分?
グレゴリオ暦が世界の標準となるまでは、イラン暦や中国暦など
世界各地にさまざま暦法が存在していた。フランス革命時の
1791年に制定された革命暦(共和暦)もそのひとつ、
この革命暦は一ヶ月を30日として残りの5、6日を予備日とし、
一ヶ月は10日を1週間とする3週間で構成された。
また1日を10時間、1時間を100分とする10進法時まで
制定されたが、これはさすがにややこしく なったのか
2年後には廃止されている。なにしろ時計職人にとっては
やっかいな話で、あのブレゲも10進法時計を10個ほど製造
したらしい。革命暦の方は 1806年まで続いていたが
結局浸透せず姿をけしました。
約15年間というのは わたしたちの 感覚とは
ずいぶん違った 時間を過ごしたのでしょうね。
カテゴリー:時計屋のひとりごと
コメントはありません
コメントまたはトラックバックをお寄せください。
この記事に対するコメントは受け付けておりません。